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腰を「急に痛めた場合」の対処法【腰椎捻挫】

腰椎捻挫

下の物を取ろうとして、腰を丸めたら「グキッと!!」今まで大丈夫だったのに何で急に???

そんな時はでうしたらいいのですか?そんな質問にお答えするページです。

痛みが走るのであれば【腰椎捻挫】に近いです!

そう、捻挫の状態ですので、患部は赤腫れています(もしくは、変に動かせば今後腫れていきます)

なので、ひとまず、冷やす!安静にする!ことを行ってください!

それでは「腰椎捻挫とは?」からご紹介していきます。

目次

腰椎捻挫とは?

<捻挫の定義>

  関節靭帯は関節の生理学的な運動を維持・制御し、関節に安定性を付与する大切な組織である。関節固有の生理学的な範囲以上、あるいは生理学的な方向以上の外力が加わると関節包や靭帯の一部が損傷されるが、関節面相互の適合性が正常に保たれている状態。

〔分類〕

第Ⅰ度捻挫靭帯一部線維の微細断裂で、関節包は温存されている

第Ⅱ度捻挫靭帯の部分断裂で、関節包も損傷されている事が多い。靭帯線維が引き伸ばされた状態になる。

第Ⅲ度捻挫靭帯の完全断裂で、関節包の断裂を伴う

 <症状・診断>

  疼痛、軽度の機能障害を認める。受傷直後には血腫は少ないが、次第に内出血、浮腫によって腫張が発生する。損傷された関節包や靭帯に一致して圧痛が認められ、ストレスによって疼痛を再現する事が出来る。関節包や靭帯の損傷が軽度の場合には異常動揺性はないが、高度の場合には異常動揺性を認める事がある。

<腰椎捻挫の発生機序と回復過程>

  背部の急激な捻じれ屈曲重い物を持ち上げたりした時などに腰椎に急激な外力が加わり、椎骨間を結合している靭帯が損傷し、腰椎部から仙骨部、殿部にかけて痛みが生じる状態を腰椎捻挫と呼び、急性腰痛を及ぼす代表的な疾患。軽度であれば1週間以内に改善するが、重度になると改善に数週間要する場合がある。さらに再発や慢性腰痛へ進展する危険性がある。狭義の腰椎捻挫とは、椎間関節関節包に損傷が起こる事を腰椎捻挫という。

<疼痛発生の要因>

①椎間関節障害

 椎間関節性の疼痛は腰椎捻挫の中でも比較的頻度が多いもの。

椎間関節性疼痛と腰部多裂筋の筋萎縮は関連性が高いものと思われる。また、椎間関節性の関連痛が生じる。

1)インピンジメント

 椎間関節に関節包が挟み込まれることで腰椎伸展や側屈により疼痛が誘発される。*床から物を拾い、体を起こす際に発生しやすい

2)椎間関節捻挫

 椎間関節が拡大して腰椎屈曲位で関節包が緊張状態にある際に、回旋、側屈などの捻転などの外力が加わり関節包が損傷する事。又、筋が収縮しない状態で無意識に片側に傾いて前屈すると関節包が損傷される。 

  • 椎間関節では、筋による安定性が保たれていない状況下で関節包に非生的ストレスが加わり捻挫が起こるといわれている。

グローバルマッスル

体表面に位置し、多関節をまたぐ比較的大きな筋。運動に関与。

―腹横筋― *以下の筋の働きがわからなかったので調べました。

 腹腔内圧を高める機能を有す。収縮すると胸腰筋膜の緊張を高め、多裂筋と共同して作用する。腹横筋は体幹のスタビリティーとして重要な機能。

―多裂筋―

 腰部の最も内側の筋で、椎体間を連結して、脊柱の安定性に最も重要な機能を有す。一部の線維は椎間関節包に付着し関節包に適度な緊張を与え、動作時のインピンジメントを防いでいる。多裂筋の回復のためには選択的収縮を促すエクササイズが重要である。

―横隔膜―

収縮すると中心部を前下方に引き下げ、胸廓の容量を増大させる。また、脊柱の安定性にも関与し、腹横筋活動による胸腰筋膜の緊張増加を支持している。

―骨盤底筋群―

腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、坐骨尾骨筋から構成され、コアの底面の筋群。骨盤の安定化、排尿・排便の抑制において重要な役割。腹筋群と協調して働き、骨盤底筋群を収縮させると腹横筋の収縮が促される

②靭帯の障害

棘間靭帯は弾力性が低いため、屈曲時に椎体間に強い力が加わると損傷する。靭帯は血流状態が疎であるため修復には較的時間を要し、完治せずに慢性的な痛みとなる場合がある。

③筋・筋膜の障害

 筋筋膜性腰痛症とは筋スパズムやトリガーポイント刺激により生じる腰痛症の総称

1)筋スパズム

 筋や筋膜自体の損傷によって一次的に生じる場合と、他の部位の障害により二次的に生じる場合がある。

2)トリガーポイント

 圧迫刺激により痛みを誘発したり、離れた部位関連痛を引き起こしたりしている。

一般的な施術・検査内容の紹介

①姿勢観察

 前額面:側彎の有無、筋膨隆部の左右差、脊柱の回旋を評価

 矢状面:骨盤傾斜、腰椎前彎

②自動運動

 可動域および痛みの部位や程度を評価する。患者が全可動域で痛みがなく自動運動が可能であったら、他動的に軽く圧迫を加える。

  • 関節内でインピンジメントが生じている場合は伸展時に強い疼痛を訴える
  • 疼通則への側屈により疼痛が増加する場合は筋や靭帯の弛緩状態が考えられるため、椎間関節内の障害が考えられる。

③触診

 圧痛部位、椎間関節の可動性、筋スパズムに注意して触診する。また、トリガーポイントや硬結部位の触診も平行して行う。

<治療>

1.急性期

①安静  ②RICE処置

2.亜急性期

 疼痛は軽減し歩行などの日常生活は可能であるが、動作時痛が残存している時期。

二次性の疼痛軽減や循環改善、リラクゼーションのため温熱療法などを併用して、安静時痛が沈静化した時期から徐々に徒手療法、運動療法を進める

①関節モビライゼーション:疼痛、可動域改善を目的に可動性低下した部位に施行する。

②マッサージ:筋、筋膜、腱などの軟部組織に対し直接刺激を加えるもの

3.回復期

日常生活での痛みが改善され、亜急性期での静的安定性が獲得された時期。この時期からは柔軟性、安定性向上による動的アライメントの獲得が必要

①ストレッチ:柔軟性の低下が腰椎のアライメントに大きく影響を及ぼす。

      *過度の腰椎前彎:腸骨筋の柔軟性の低下により骨盤は前傾位

*過度の腰椎後弯:ハムストリングスの柔軟性低下を伴い骨盤は後傾位

3.文献

 1)標準整形外科学 第9版 編集:中村利孝 p623~625

 2)捻挫―受傷と回復のメカニズムー 小林巧 理学療法 23巻7号2006年7月

 3)腰椎捻挫の理学療法 佐藤謙次 理学療法 23巻7号2006年7月

 4)解剖学 編集:奈良勲 

 5)運動療法学 総論 編集:吉尾雅春

 6)認知運動療法の適応と限界 PTジャーナル第38巻 第11号 2004年11月

 7)整形外科的疾患に対して認知運動療法を実施した一症例 PTジャーナル第38巻 第11号 2004年11月

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